快適母子相姦ラブショート [快姦文庫]
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七年前、三十二歳のとき離婚した藍子には、定夫という息子がいた。離婚したとき定夫は八歳になる直前、もちろんその時息子を引き取るつもりでいた。けれど裁判の末、親権をとられた。経済的な基盤が藍子にはないと理由だった。息子に会いたいときはいつでも会うことができるという条件が、藍子のせめてもの慰めだった…
藍子は自分をデジタルアレルギーだとおもっている。だから携帯は持ってるが、通話だけでメールはやらない。PCも勤め先の仕事でしょうがなく使うだけで、できれば触れたくない。 そんな藍子だから、別れた息子の定夫と文通をしていた。 定夫は、新しい継母へのグチなどを書いてよこしていた。定夫は別れた夫の実家の長野で暮らしていて、藍子も実家に戻り横浜で暮らしている… 冬休みに入ったら息子が横浜に来るというので、藍子は西口の高島屋で、息子へのプレゼントを物色していた。そのうちに自分のものばかりに夢中になって、あの子への贈り物を忘れかけた自分にハッとして、子供服売り場に向かおうとした。いや待てヨとおもった。あの子は幾つになったんだっけ? 確か十五歳、もう子供じゃないなと思った… 三連休で冬休みがはやく来た定夫は、横浜に来ていて、駅の地下街で藍子へのクリスマスプレゼントを探していた。人混みの先の方に、藍子らしい女性の姿を目にした。近寄って行こうとしたら、若い男性が定夫より先に藍子に声を掛けた。定夫がふたりの様子を伺うように見つめていると、慣れ慣れしそうにする若い男性に対し、藍子はあきらかに迷惑そうな素振りを見せはじめた… デパ地下の食品売り場は人人人でごった返していた。たいした目的もなく藍子は人の流れに身を任せていたが、後ろから誰かに肩をポンッと叩かれ、さっき振りほどいた若い男と勘違いした。振り向きざまに相手の頬を平手で打った。(アッ?!)と思った。別人だった。「ごッ、ごめんなさいッ…」相手ははにかんでニコニコしている。(誰だっケこの人は…?)と、藍子は相手の顔をまじまじと見上げている… 「お母さん…」 定夫が振り向いた母に声をかけたが、奇妙な違和感に襲われた。頬をぶたれたことがなぜかうれしくなって、このヒトを産みの母とは思いたくないという心境だ。売り場で立ち止まるふたりに、前後左右の客が迷惑そうに親子をよけて通り過ぎていく… 「明日またすぐ来てもいい?」と言った定夫に頷いた藍子は、「お父さんに聞いてみて、もしOKなら明日は泊まっていきなさいよ。クリスマスイブだし、ゆっくり食事でもしよう、ね?」と言って、そのまま横浜駅で息子と別れた。このとき藍子も定夫も、互いに相手を実の息子、産みの母親という意識はなくなっていた… 翌日の同じ時刻、同じ場所で落ち合った親子は、中華街で食事をしてから、ふたりで泊まれるところを探したが、見つかるはずがなかった。結局は諦めて、藍子の実家の藍子の部屋でイブを過ごすことになった。親子は、そうなることについて、一言も言葉を交わしてなかったが、すでにそうなるのが当然だと思っている。たった二日間の出来事で、この親子の気持ちをそうしたのは、イブの大都市の酸欠状態に、二人が同時に身を置いたのが原因だった。親子の気の流れが逆流現象を起こした… 気の流れは体内の血と水の流れにも変化を起した。産みの母と実の息子の血の繋がりを、それが濃すぎる故に、裏返して解釈した。裏返しになった母子愛は、種の保存本能で親子の意識と行動を結んだ。男と女として愛し合うことに必然性を持たせた気の流れに、親子の生殖器も疑いなしで従う… イブの宵の雨が、深夜雪に変わった。 藍子と定夫は何度抱き合っても、疲れを知らない子供のように、おなじ行為を延々と繰り返している。朝になるとさすがにふたりの体重は半分にも減ってしまうが、ヤル気は衰えない。逆流した親子の気の流れを元に戻すには、新しい命の種を宿すこと以外にないようだった、イブ2007… |
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