![]() ![]()
|
たった一度実母と過ちを犯した息子の幸太は、家を出て一人暮らしをはじめた。その理由は母のひとみをあきらめたわけではなくて、逆に自分の女にしたくなったからで、そうするには同じ屋根の下では暮らせないとおもった。家族でいるうちは男と女になり切れないと思い込んだ…
その年の五月の連休、ひとみは息子の幸太と日比谷にあるホテルに連泊して過ごした。それまではどこかぎこちなく、とまどいつつ非日常を過ごしていたひとみは、この二日間で、非日常の日常性を感じてしまった。ふだんの生活とかけ離れたことを息子としてるとき、まだ独身時代の自由にあふれた気分が、ひとみの内にあふれるように蘇った… 指の先まで満たされたような解放感、はじめて自由というものを知った気分。月曜の朝、息子と別れてタクシーに乗り込むとそれはあとかたもなく消えた。まるで不倫でもしたような羞恥と罪悪感がうっすらとそれにとってかわる。しかし、ひとみはそれから逃れるように、次の週末を待ち望んだ… 幸太は母親に、もうこんな真似は二度とできないと、ホテルでの別れ際に言われていた。二度としないと約束して家に戻ってきなさいと言われたが、無理だった。もうひとみを母だとは思えない。デリケートで壊れやすい幸太のプライドが更に研ぎ澄まされてしまった。ますますひとみを自分だけの女にしたくなった… その一週間後、ひとみは実母としての葛藤よりも、女としての歓びが増さって、息子の呼び出しを受けた。親子だから愛し合えないという理屈が霞んでいた。ホテルに向かうひとみの洋装からしてあきらかだ。他目を忍んで愛人の元へ向かう人妻の怯えと初々しさがその風采に満ちている… 気ばかり焦っている息子に、ひとみは先にシャワーを使わせてとやんわりと押し返しバスルームに逃げ込んだ。鏡の中の自分を観たひとみは(…ッ?だれなの、あなたッ!)と目を丸くした。他人のよう自分が鏡の中に映っている… ベッドで息子の愛撫をうけるひとみの身なりは、更に自分を見失っていた。幸太もまた母がまるで別人になったように感じた。ひとみは必死になってしがみ付いてくる。高まりを抑えようと母親が必死になれば必死になるだけ、ひとみの裸身は揺らめき、甘い泣き声が高まる… これほど母親が女として可愛かったのかと、幸太は感激に胸が熱くなった。堪らなくなって勃起したペニスを一気に埋め込んだ。その衝撃を受けた母体の反応は、幸太の至福感を通り越して、いきなり射精が起きる鋭い電流が脊髄を奔った… その日親子がホテルを出るまでに、幸太が三度まで放出液で母体を破裂させたと思ったが、三度ともひとみはすぐに蘇った。蘇るたびに女として活き活きと変身した。若々しく変身するたびに母親としての気配は消えていく。 親子が握り合った手を解いての別れ際、ひとみがタクシーに乗り込むときに見せた別れを惜しむ切なさは、まるで本物のカップルの年上の愛人そのものだった… |
![]() |
![]() |
![]() |